梅雨もそろそろ空けるのか、かなり暑い日が続くようになってきました。こういう時はエアコン関係のトラブルが増えますね。本日は、ボルボ850内気温度センサーの取外し作業を紹介したいと思います。構造上かなり故障の多い部品です。エアコンスイッチの二つのランプが点滅して故障コードの入力を示している時は、この温度センサーが原因である事が多いです。左右1個づつ合計2つ取付されています。
取付場所は、フロントのアシストグリップの裏側あたりになります。
写真はAピラーを既に取外し済みですが、最初にAピラーは外す必要があります。ただ、Aピラーの根本がBピラーの中で固定されていますので、Bピラーも浮かせる必要があります。(ただ、このBピラーの中にあるAピラーの根本部分は破損しているものが非常に多いですが、、、)
Aピラーを取り外したら、アシストグリップを取り外します。グリップは左右の蓋をあけるとネジ2カ所でとまっています。蓋が意外に固くハマっているので、破損に注意です。私は細いマイナス等を、蓋の上側側面から中心に向かって入れ込んで蓋をあけています。
↓はネジを外した状態ですが、ネジを外しても実はグリップ自体がツメで固くハマりはまりこんでいますので、結構力を入れて引っ張って取外す必要があります。
↓グリップもとれて、内気温度センサーの通気口だけになりました。この通気口は引っ張れば取れますので、取外してしまいます。
後は、天井内張りの内部に内気温度センサーの本体がトルクスネジ2本で止まっていますので、ネジを緩めて本体を取り外します。隙間が狭いので、写真のような小さい工具が必要です。
↓取り外した内気温度センサーです。センサーの奥にファンがあって、空気を吸い込む構造になっています。ですので、センサー部もファンも大体はほこりだらけです。(こういうホコリが原因で壊れますので、できれば定期的な清掃が望ましいです。ただデリケートな部品ですので注意して清掃する必要があります)写真のものはまだ、ほこりは少ない方です。清掃や交換の履歴があるものかと思われます。
↓清掃後の写真です。
この部品取り車には、エアコンの故障コードが特に入っていなかったのでセンサーを車両に戻してから、もう何日か動作確認して問題なければ商品出品する予定です。お探しの方はチェックして下さい。2年程前は新品片側28000円だかそれぐらいでまだ出ていましたが、現在はどのような状況でしょうか。やはり既にデッドストックですねぇ~