前回に引き続き285ネタです。SB型V70のフロントシート座面と背面の生地を取外したので、作業手順を紹介したいと思います。
まず座面の取外しですが、最初にサイドのパワーシートのスイッチを取外して下さい。その後なのですが、実は座面はシート生地がシートのフレームに引っ掛けてあるだけで、生地を下に引っ張ってはまり込みを全周解除するだけで外れました。私もはじめての作業でしたが、あっさり外れてびっくりしました。↓座面を裏から見た写真です。スポンジ事綺麗に外れます。
次に背面生地の取外しです。こちらはまず、ヘッドレストとサイドのランバーサポートのダイヤルを外します。ヘッドレストは以前ブログで紹介しましたが、850や先代V70と同じく、シート裏側のある場所(人間の背中でいうと肩甲骨のあたり?)を押す事でロック解除して上へ引き抜けます。固い時は苦労します。それなりに強い力で押さないとロック解除されません。次に側面のランバーサポートのダイヤルですが、↓写真のように中心部分をまず、ドライバ等でこじって引き抜いてから、ダイヤルを外します。
ヘッドレスト、ランバーサポートのダイヤルが外れたら背面を前傾し、↓写真の部分一番下で生地の前側と後ろ側が留められている場所を外します。はまり込んでいるだけでした。
この後は、サイド部分の生地もめくっていき、全体をシャツをめくって脱がすような形で取り外していくのですが、850等と同じく要所要所、生地が金属の輪っかで固定されています。
↓金属の輪っか部分です。工具で広げて外しても良いですが、手間なので、ごつめのニッパー等で切断した方が良いかもしれません。
↓こんな感じで何カ所も固定されていますので、全て外していきます。今回は切断して取り外してます。
↓表側だけでなく、裏側にも生地を固定してある箇所があるので外します。
↓後少しでシート生地がめくれます。
↓生地をめくった後のスポンジだけの状態です。
↓めくった背面の生地です。
私もSB型V70の生地めくりは初めて行いましたが、850とほぼ同じような手順でした。座面は850よりも簡単で取り替えやすくなっているようで好印象でした。ちなみに、取付時に金属輪っかはタイラップで代用可能だと思います。850で何度もそのような処置をしましたが、特に違和感なく復元できます。タイラップの結び目はスポンジ側に回して下さい。