物々しいタイトルのブログになってしまいましたが、V70(8B)や850で純正アンプ付き車両に社外品のオーディオやナビを取り付ける時、または社外品から純正の要外部アンプオーディオに戻す時は、オーディオ奥の純正カプラを組み換えする必要があります。その作業をせずに、変換カプラのみを使用して配線しても音が鳴りません。割と有名な話かとも思いますが今回部品取りしていた車両はこの事が解らなかったため、社外オーディオから全てのスピーカーに独立配線するというかなり気合の入った事がしてありましたので、ご紹介です。
まず純正アンプが外付けしてあるオーディオですが、代表的なのはこの875クラシック等に取付されている3CDチェンジャーオーディオです。
このオーディオの配線を裏から見ると、以下の写真のようにかなり配線の少ないカプラがささってます。
これは電源関係のみの配線がささっていて、音声の配線は別の太い黒いケーブルで外付けアンプに接続されているからです。ちなみに875の場合は外付けアンプは運転席の下にあります。このカプラを使用して変換カプラで社外オーディオを取付しても音が鳴りません。社外オーディオを取付する際は、この配線の奥からアンプ不使用のカプラを引っ張り出してやる必要があります。
下の写真がそのアンプ不使用のカプラになります。カプラ同士が接続されていますので取り外してオス側を使用します。カプラは二つあります。
↓二つあるカプラの内大きい方の、アンプ使用カプラとアンプ不使用カプラの比較です。左がアンプ不使用のカプラですが、配線の数が多いです。
このアンプ不使用のカプラを使用して変換カプラ等を使い、社外オーディオを取付する事で音声がきちんと出るようになります。アンプ用のカプラを使用すると、電源の配線だけでスピーカー用の配線がきていないので、電源は入るが音が出ないといった現象がおこります。
850でも一部車種で同じように外付けアンプ車がありますので、同じ作業が必要です。また、社外オーディオ化されたものを純正に戻す時は、今度は逆の作業を行いアンプ用カプラをきちんと使用しないと今度は純正オーディオの音が出ません。
この作業が必要なのは、あくまで外付けアンプが純正装備されているグレードの車両に限ります。特に作業が必要のないグレード、純正オーディオもありますのでご注意下さい。