しばらく更新をサボってしまいました。すみません(汗 何かネタになるような写真はないか探した所、先日850のドアが室内側から開かないという症状の修理を行ったので、そのネタの紹介です。いまや比較的メジャートラブルになってますので有名な話かもしれませんが、、、
症状は850でドアが外側からは開いて、ロックモーターも正常機能するのですが、室内側から開かないというものです。この症状はアクチュエーターのリンク外れで、まず間違いありません。いきなりアクチュエーターの写真ですが、リンク部分はこちらです。(写真をもっと撮れば良かったのですが、修理は良品中古に交換してサクッと済ましてしまったので、これは故障したアクチュエーターを修理後に撮影したものです。)
赤丸印の部分でリンクが外れているのが解ると思います。はまり込み側のグロメットが劣化し、穴が拡大している為に起こる現象です。いまや96年式でも25年選手、多くの850がこんな状態です。ここのグロメットだけ簡単に手に入れば良いのですが、国内ディーラーでは取り扱いがないようで、、、中々悩みどころです。
結束バンドでも応急修理ができます。写真は壊れたアクチュエーターを部品取り車に戻すために修理したものです。(小さい店舗で部品在庫していますので、各部品取り車内にも部品を保管をしております。ドアが閉まらないのは困るのです)
要はリンクを繋げば良いので、こんな感じでもOKです。おそらくこのままでも何年かは持ちます。ただ25年はもたないと思うので、純正のグロメットは中々良い仕事をしていると思います。
部品の設計上の良し悪しってあると思うのですが、850のドアロックアクチュエーターは優秀だと思います。今でこそこの症状は良く出ますが、10年程前まではこんなトラブルもほぼなく、また今でもドアロックモーターが故障して施錠開錠できないというトラベルはまずありません。 対して、後継車の875はドアロックモーターが壊れまくります(汗
アクチュエータの交換は慣れていると難しくはないですが、初めはアウターのドアハンドルやキーシリンダー部分のはめ込みが少し難しいかもしれません。今後、何とかこのゴムグロメットを見つけて、部品で取り扱いしたいとは思っております。