前回、少し実験として850にV70(8B)のエアコンブロアファンが装着できるか実験をしたのですが、今回は実際に取付をして組み上げての実用編となります。
前回の実験で動作をする事は解っていますので、今回は実際にカプラーを変換するハーネスを制作して、内装パネルが干渉なく組み付き、長時間の動作で特に問題がでないかを検証しました。
まず、圧着スリーブを使いこのような変換カプラーを作成しました。これで、850にカプラーオンが可能になります。
実際に車両へ組み込みます。この配線を束ねてある黒いプラスチックの部品ですが、850のブロアファンには綺麗に収める場所があるのですが、V70(8B)にはありません。グローブボックスに干渉をしてしまったので、取り払う必要があります。
配線を束ねてるプラスチックチューブを取り払いました。配線はグローブボックスと干渉しないよう下の方に追いやります。これでグローブボックスが装着できると思ったのですが、今度はブロアファン自体にグローブボックスが干渉しました。
結局グローブボックスの裏側を2カ所写真のように削る事で収める事ができました。
当初、カプラー変換だけで装着できるかと思っていたのですが、結構手間がかかってしまいました。しかし、装着後は合計数時間程、断続的に実験をしましたが、快調に動作して、特に異音やトラブル等なく運用ができました。850のブロアファンに比べてV70(8B)のブロアファンの方がトラブルは圧倒的に少ないので、試してみる価値はあると思います。以下リンクで今回加工したブロアファンとグローブボックスを出品中です。