本日は、ボルボ850のサンルーフ室内シェード部分の取外し作業を紹介したいと思います(V70(8B)も同じ手順です)。室内の部品なので内側からの脱着だと思いがちですが、実はこれ最終的には車外から外す部品なのです。
まずはサンルーフガラスを取り外します。サンルーフをチルトアップして左右にあるネジ部分のカバーを外します。↓写真のように手前側から車両奥側へ力を加えると、ロック解除されて上側が外れます。下側は一部がレールの溝に入り込んでいるので、上手く傾けながら抜き出します。
↓外したカバーです。3カ所あるU字溝のような部分がはまり込んでいるロック部分です。
左右とも同じようにカバーを取外し、次に↓写真3カ所のネジを外します。トルクスの25です。
ネジを外せばガラス全体が持ち上がりますので、車外から取り外してどこか安全な場所に置いておいてください。
次にシェードを車両の外側から取り外していきます。シェードの裏側を見ると、四隅に針金のバネのようなロックがついています。このバネを矢印の方向に押しながらシェードを上に持ち上げます。一カ所づつ慎重に行って下さい。
↓写真は前2カ所のロック解除後に、後ろロック解除のため、前側を浮かして少し引き出したところです。後ろロック解除前に、前側を浮かせすぎると、後ろのロックが破損する可能性があるので、引き出しと浮かしは最小限で作業して下さい。
全てのロックを解除したら、斜め上側にシェード全体を引っ張りだします。
引っ張りだしたシェードを裏側から見ると↓写真のような形です。左右2カ所づつ出っ張っている突起がレールにはまり込んでいる部分です。
表側からの写真です。これは生地の剥がれもなく状態が良いので、そのまま販売しております。天張りもですが、経年劣化で生地が垂れ下がってきます。この部分だけ生地張り替えをして色替カスタムをしておられる方も拝見した事もあります。天張りを外すのは、かなり大変ですが、この部分だけなら比較的簡単なので、作業される方の参考になればと思いブログネタにしてみました。