1カ月程、更新をさぼってしまいました(汗) このところ異常に暑い日が続ております。作業場の温度計も毎日40度を超すような状況で、30度前半だと涼しいなと感じるようになってきました。さすがに能率が落ちているのか、どうもこのところ仕事が溜まりがちです、、、(焦)
ただいま、当店としては、はじめてV50の部品取りを進行中です。私が専門店に勤めていた頃は、V50は最新の車両で滅多に触れる機会もなかったです。当時は、あのオーディオやエアコンのインパネの薄さに近未来を感じたものです(笑) 今や、すっかり古い車になってしまいました。個人的には、エクステリアがシンプルで好きです。
そこで今回は、V50のヘッドライトの光軸調整ネタについて紹介しようと思います。V50のヘッドライトは、よく上下方向のギアが不良しています。無理に回すとギアが割れますので、対策をしてから調整した方が良いです。
外したヘッドライトです。V50のヘッドライトはレバー1本とるだけで、あっという間に脱着できますので、その点は非常に良いですね。
この白い突起二つが光軸調整のダイヤルです。上側が左右方向、下側の解りにくい位置にあるのが上下方向です。通常、上からソケットレンチで調整しますが、左右調整側は回りますが、上下調整側は非常に固く白いギアが歯飛びするような状況で全く回りません。
とりあえず、上側のギアを外します。ツメでひっかかっているだけなので、簡単に脱着できます。下側の黒いダイヤルは六角レンチで直接回せますが、そちらも非常にかたく、この黒いダイヤルまで折れてしまいそうな状況でした。
こんな時はグリスアップをします。556等のCRC系はプラスチックを痛めますので、シリコーン系のグリススプレーを使います。注油する場所なのですが、黒いダイヤルの軸がヘッドライト本体と当たって回転する部分の隙間を狙ってさします。
こんなところにグリスをさして、回るものかと思いますが、効果抜群で非常にスムーズに回るようになります。変な部分が原因で回らなくなるものだなーとは思いますが、使用中の熱等で樹脂が変形してあたりが強くなったりとか、そういう影響もあるんですかね??
このヘッドライトはギアの欠けが多いためか、グリスアップ後も上の白いダイヤルでは調整できるようにはなりませんでしたが、黒いダイヤルでは調整可能なようになりました。グリスアップせずに、黒いダイヤルを無理に調整して破損した場合は、おそらくヘッドライトを交換するしかなくなるので、固くて回らない時は試してください。
今回外したヘッドライトは以下で出品中です。
前期V50にカスタム取付されていたものですが、後期(中期?)タイプのHIDプロジェクターヘッドライトです。何パターンかありますが、少し珍しい部類に入るのかなと思います。他にも当車両はカスタム多数の部品取り車で、Rデザイン限定のスポイラーやグリル等も出品していますので、是非チェックしてみて下さい。