5月も残すところ後少しです。当店のある愛知県はまだ梅雨には入っていませんでしたが、来週から雨模様ばかりの予報なので、そろそろといった感じですね。やはり雨が降ると作業が限られますので、梅雨の時期は天気予報とにらめっこしながら、晴れ間に集中して作業するといった感じが毎年です。
本日はSB型V70のリアショックとリアスプリングの取外しを紹介したいと思います。あまりネットに情報はない感じですね。8B系V70までは2WDであれば、かなり簡単に作業できたのですが、SB系はちょっと?スプリングに至ってはかなり難しくなりました。
スプリングの中にショックが入っている状態なので、まずはリアショックを外していきます。
ラゲッジルーム内のパネルをめくって、ショックの頭をとめているナットを外します。そのまま回してもクルクル回ってしまうので、ネジの頭をトルクスで押さえながらの作業です。スタビリンクと一緒の要領ですね。
写真が急に右側になります(汗)
ショックのナットを外したら、回りのマウントの固定のネジ3本も外します。もし、リフトで作業していてショックを交換するだけなら、マウントのネジは外さなくても大丈夫です。
ショックの下側を固定しているボルトを外します。
するとショックが下におとせます。ショックマウントのネジも外してますので、上にマウントがついたまま落ちてきています。
リフト等で作業していれば、このまま下に引き抜けば良いのですが、今回ジャッキで作業していますので高さが足りず下には抜けません。なので、上から抜く為に、最初にショックマウントも外しております。
スプリングの隙間から指を入れて、ショックマウントをショックから外し、隙間からこのようにショックマウントを出します。これで上にショックが引き抜けます。
上の穴からショックが引き抜けます。DIYでジャッキ作業する場合等も、この方法ならショック交換可能です。
次にスプリングですが、スプリングはかなり大変で、危険度も高いのでDIY作業はおすすめしません。
私はこんな感じの力技!?でやってます。このやり方が正しいわけでもないので、参考程度に見て下さい。リアキャリパーやホイールセンサー等を外して避けて、フロント側のアームもナックルから切り離し、ダルマジャッキでスプリングを引き抜く隙間を作ります。
これはダウンサスなので、後はバールでこじってなんとか外す事が可能でしたが、ノーマルのスプリングだとジャッキで限界まで隙間を作ってもスプリングを取り出すのは困難なので、さらにスプリングコンプレッサーでスプリングを縮める必要があります。
リアスプリングは大変な作業で、下手に手を出すと元に戻せなくなりますし、リスクが高いです。整備工場に頼んだ方が良い作業ですね。ちなみに、ナックルから切り離しているアームのネジを脱着をする時は、下からアームをジャッキ等で持ち上げて水平近くまでアームをあげないとネジが取れません。
作業が難しいせいなのか、SB系のダウンサスは8B系のようには流行ってない印象ですね。専門店勤務時代も8B系のダウンサスはかなり施工しましたが、SB系はあまり記憶にありません。ちなみに今回外したダウンサスを以下で出品中です、eibachのダウンサスになります。お探しの方がおられましたら、よろしくお願いいたします。